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(2020・02・14)

ブシロードの『家虎根絶宣言』
ファンたちのマナーの向上。
そのためには、何をすればいいのか。マナー違反や逸脱した行動を『未然に防ぐ』為には何をすればいいのか。

ファンのマナーを向上させるためには、何をするべきなのか。

前回は『イベント単位でできる事』をあれやこれやとまとめてみた。
今回はさらに踏み込んで、長期的な対策、『声優・アイドルとそのファン達が共に楽しみ、共に成長する』というコンセプト、そしてそれを実現するための『新しい組織の必要性』などについてお話したいと思う。


以前この『渋谷ハロウィン』の記事において、不祥事の防止やマナーの向上に向けての対策を勉強中と話した。
『脳科学』、『心理学』の他にも『行動経済学』における『ナッジ』(nudge・肘で突くという意味)も活用して、マナー等の向上・不祥事などの予防などの話をした。
前回話した『褒める』『マナーテスト』『同調効果』『割れ窓理論』等は、イベント単位および短期間でできる『短期的な対策』である。
もちろんこのような対策を『継続する』事は非常に大事だと思っている。

他にも『長期的なマナー向上』に向けて何をすべきか。そしてその中で『新しい組織団体の必要性』などについて話してみる。

前回の記事も含め、今回このような経緯で、不祥事の防止やマナーの向上に向けての対策について勉強してきたことを話すことになった。
『急がば回れ』的に話したほうがわかりやすいので、あえて遠回りで話すことにする。この『急がば回れ』こそが、筆者の伝えたいことを一番確実に伝えられる手段だと考えている。

真の勝利に近道はない。

普段の時から何かを行う。これが『長期的なマナーの向上』の肝となってくる。その何かとは…。

ハロウィンの記事を書く少し前に、アイドル達の握手会におけるファンのマナーの悪さが非常に問題視されているという記事を見た。
だからハロウィンの記事でも『アイドルのファンのマナーの悪さについて対策を勉強中』と書いた。


嘆いてばかりでは、前には進めない

出禁処分・ブラックリスト入りは前回も話したように、あくまでどうしようもなくなった時の『最終手段』でなければならない。
その最終手段を発動させてしまったら『運営側の負け』という事でもある。
最後まで負けないように、全力を尽くさなければならない。
その為にファン達に時間をかけて『教育』を施さなければならない。



実はもう一つ、この渋谷ハロウィンの記事を書く数ヶ月前に、大学アメフトにおいて悪質なタックルの事件が起きた。
監督のパワハラ、審判の怠慢、さらには反社会的組織とのつながりの発覚など…。
それがきっかけで『大学の体育会系のあり方』などを学ぶ機会があった。

その中で、アメリカにおける大学の体育会系の組織『NCAA』、およびそこで行われている『トータルパーソンプログラム』の存在を知った。
日本でも『UNIVAS』という、このアメリカのNCAAをモデルにした団体を立ち上げ、2019年3月1日から始動した。

NCAAが設立された経緯は

『大学アメフトでの悪質プレイ頻発に対して、教育するために設立された』

と言われている。向こうでは当時死人まで出ていたから、事態はより深刻だったと言える。

日本でもいざ、UNIVAS活動開始だという頃に、大学アメフトの悪質なタックル事件が起こってしまったことは何とも皮肉な事だろう。
しかしその翌年には某大学アメフト部において、その悪質タックル事件ですら霞んでしまうような悪質な事件が起きた。

女子マネージャー風呂盗撮事件

大学のアメフト部や体育会系に限らず、これから本当に『教育』について、しっかりと考えなければならない。



アメリカの体育会系に学ぶ。

『トータルパーソンプログラム』

ホーマー・ライス氏が構築した、文武両道を目指すため、人間として成長するためのプログラム。TPPと略されることもある。
かつてはアメリカの体育会系でも、不祥事や犯罪が頻発していた。薬物や銃犯罪なども起こしていた、
しかしきちんとした教育を促すこと、そしてそれにより『自分に自信をつけさせる』事で、不祥事や犯罪を減らすことができた。

『文武両道』

スポーツ等には脳を活性化させる効果があると言われているので、そのように勉強とスポーツを連動させて、文武両道を目指すことは非常に理にかなっているといえる。
このような傾向は、体育会系だけでなく、文化系の部活動・音楽や美術、将棋や囲碁などのマインドスポーツ、さらにはeスポーツなどにも当てはまると思っている。
スポーツに限らず、物事に熱心に打ち込むことは脳を活性化させて、勉強やマナーなど、人としての成長にもつなげられると思っている。
もちろん脳を活性化させると言っても、それを有効利用できなければあまり意味のないものになってしまうし、文武両道も目指せなくなってしまう。

日本では『○○一筋』というのが美徳とされる傾向にある。それがスポーツの名選手とかは勉強とかの面では甘やかされがちになってしまう。
というか『他に何かやることを許さない』ような空気感もある。そんなに勉強する時間があったら、もっとスポーツに打ち込めというような。
クイズ番組における珍回答などもあいまって『スポーツ選手はバカ』という印象も持たれがちだ。
その事が後に自分に対する自信喪失や、不祥事や犯罪へと繋がってゆく可能性もある。

最近は『二刀流』という言葉がよく使われるようになったため、前述の『他に何かやることを許さない』ような空気感も多少は緩和傾向にあると思うが…。
文武両道は『ペンと剣』の二刀流と言える。
スポーツ指導者の中には『文武両道はありえない』という人もいるようだが、そのように決めつけてしまう事が一番良くない事だと思っている。

『トータルパーソンプログラム』で必要なのは学業だけではない。人間として成長するために、様々な事を学ぶ。これについては順を追って説明することにする。



では、このような文武両道のプログラムを、芸能界のアイドル達にも当てはめてみる。

ホーマー・ライス氏が構築した『トータルパーソンプログラム』
これを大いに参考にして、アイドル達の教育プログラムを組み立てる。

1つの事務所・もしくは運営企業などでそこまでやるのは大変。
そこで、アイドル達を教育するために、また、業界の発展などの為に、事務所、イベンター、様々な企業などが連合して、新しい組織を作る必要がある。

とりあえずここでは仮名としてこのような組織団体を『TIP』(Total Idol Program)と呼ぶ事にする。

(このTIPには、ハラスメントの被害や、勤務時間超過などからアイドル達を守る役割も担う。そのために顧問弁護士なども必要になる。
 アイドルの教育だけでなく、業界の発展に向けて様々な業務・取り組み等を行うが、それに関しては話す機会があれば別に話す事とする。)

まず必要なのは『学力』

アメリカの大学の体育会系では文武両道を目指すため、一定の学力・単位数を取らなければ部活動ができなくなるという決まりがある。
日本の大学においてもUNIVAS設立などにより、一定の単位を取れなければ部活動ができなくなる。試合はおろか練習すらできなくなる。というシステムを定着させようとしている。

これをアイドル達に当てはめるとしたら、やはり一定の学力がなければ活動ができない。活動はおろか、練習にも参加できない。
数ヶ月先に仕事を入れていたとしても、その学力の条件を満たさなければ、その仕事をすることはできない。(不祥事などにより、急遽活動休止と同様の扱いとなる。)
当然そうならないように、学習指導員をつけて勉強する。NCAAの場合は対象が大学なので、当然指導員がついている。
アイドル達の場合は、芸能事務所側が指導員を雇う。小規模の事務所に対しては、TIP所属もしくは協賛の講師の授業を受けに行くという選択肢も作る。

少し前に『おバカタレント』と呼ばれる女性3人組の『Pabo』というユニットがあった。(メンバーは里田まい・木下優樹菜・スザンヌ)クイズ番組での珍回答などが人気を博し、NHKの紅白歌合戦にも出たことのある彼女たち。
しかし、そのような『おバカタレント』は、もはや通用しないと思っている。出演者のだれもが『恥ずかしくない』学力などを有してないといけない。

おバカタレントがもてはやされ、周りにちやほやされると、天狗にもなってしまいかねない。その中でも結局は『おバカな自分に自信がもてなくて』、問題行動を起こしたりもしかねない。
(結局は持ち上げといて、落とされる)
クイズ番組などであまりにも『恥ずかしい成績』だったら、活動を休止してもいいぐらいである。もちろんその間に勉強をやり直す。
(例として・演歌歌手が除夜の鐘の付く数を答えられなかった・元スポーツ選手が腎臓が2つある事をわからなかった等)
クイズの珍回答を期待したいんだったら、問題の方を練り込まなければいけない。

また、学問と芸能活動との両立のため、TVやライブ・舞台などの出演時間や、練習時間なども週につき一定の時間に制限する。学校に通いながら芸能活動をしている場合は、芸能活動のせいで授業時間が足りない、成績不振などで落第だなんて事は

間違ってもあってはならない。
NCAAでも部活動の練習時間などに、週○時間までと制限が設けられている。部活動と学業との両立を行うためだ。また、その部活動と学業との両立のため、限られた時間を有効に使うためのタイムマネジメントの指導なども行われる。
(例・こまめに締切や時間制限などを設けて、その中で集中して事に当たる等)
筆者的にはこの『時間の有効利用』が、文武両道・アイドル活動と学業などの両立の要だと思っている。
海外など長期間のロケの場合も、学習指導員が同行してしっかりと勉強をさせる。

また、学力だけでなく、マナーなども大切にしなければいけない。

今はSNSの普及などもあり、ちょっとしたマナー違反などもあっという間に広がってしまい、イメージダウンにつながってしまう。
時にマナー違反などを『やり過ぎ』という程叩かれて、本人だけでなく周りにも風評被害などをもたらしてしまうこともあるが、やはりマナー違反などは予防するに越したことはない。
他にも薬物や反社会的組織などの、身の危険が及ぶ場所などには『近づかない』教育も必要になってくる。
それが重大な不祥事などにつながってしまうと、本人だけでなく共演者など、周りの人たちにも多大な迷惑をかけてしまうし、作品が『失われてしまう』事もある。リテイクや、顔の差し替え技術などを用いるにしても、立て直すのは大変だ。
このような教育も非常に重要となってくる。定期的にテストを行い、合格点をとれなければ強制的に活動休止となる。

学校を卒業して、アイドル活動に打ち込めるようになってからは、出演・練習時間の制限などは大幅に緩和されるが、もっと踏み込んだマナー、このプログラムの意図、お金に対する知識などを中心に勉強をする。このような勉強は続けていく必要

がある。特にお金に対する知識が重要で、突然大金を手にしても、その使い道が分からなければ破産もしかねない。
また、このプログラムの意図を理解した上で、『講師』のポジションになる為の勉強をしてもいいと思う。講師的なポジションになって、後輩たちを指導する。学力不足などによる活動休止を未然に止める。後述のセカンドキャリアの構築にも役に

たつと思われる。

人生設計・セカンドキャリアなどの構築

スポーツ選手の例だと、大学で実績を上げた選手でも、プロとしてやっていける人はほんのひと握り。多くの人はプロとしてやっていけない、プロになっても数年で戦力外通告を食らったりする。そもそもプロが存在しないスポーツ種目もある。
そうなったとき、その後の人生をどうするか、きちんと設計しなければならない。
例えトッププロになったとしても、長くても40歳ぐらいで引退する。それ以降は監督やコーチなどの指導者になるにしても、きちんと勉強しなければ失敗する。スポーツ一筋過ぎて、勉強のやり方も忘れてしまったら、やり直すのも大変だ。
大金を稼いだとしても、学生時代などの教育が不十分で、投資詐欺などに騙されて破産する人もいる。
そのためトータルパーソンプログラムでは、人生設計・セカンドキャリアの構築も重要な指導要素とされている。
文武両道の基盤がしっかりとしていれば、セカンドキャリアの選択肢も広くなる。アメリカではスポーツ選手引退後に、弁護士や医者になった人もいるそうだ。


今は様々なアイドルグループ、ユニット、ご当地アイドルなどがいるが、その中でも芸能活動を続けていけるのはほんのひと握り。多くの人は芸能界引退、少なくとも芸能活動だけでは食っていけなくなる。よって多くの場合は、セカンドキャリア

などを考えたほうが現実的になってくる。
前述の学問や、職業訓練・資格所得などを受けたりして、その後の就職などを考えたりする。TIPがインターンの手配などもしたりする。そうすればアイドル達も視野などを広げられる。芸能とは直接関係ない別の職業になるにしても、あるいは裏方

などでアイドル等に関わる仕事をしていきたいにしても、自分の進む『道』などをしっかりと見据える事ができる。企業の方も、単に広告等というだけではなく、企業の戦力として雇用することができる。
このようにしっかりとキャリアなどを見据えられる事も、自分に対する自信に繋がる。

社会福祉活動など

トータルパーソンプログラムには、社会福祉活動も含まれている。慰問活動なども手配する。
TIPでもこれに習い、アイドル達を社会福祉の活動にも参加させる。その手配もTIPが行う。慰問活動なども行ったりする。慰問する側もされる側も、学ぶことがあったり、元気をもらえたりもする。その状況などを伝える学習にもなる。
このような視野の広げ方なども大事になってくる。そして感謝されることで、自分への自信へとつなげてゆく。
後述するが、アイドル達のこのような活動は、そのファンの人達間にも様々な考え方を生み出したり、活動したりするきっかけにもなるだろう。
(ただし、24時間テレビみたいに感動の押し売りなどにはなって欲しくはない。しっかりと理論的な事などを考えていけるようにしたい。)

他にもこのTIPでは、トータルパーソンプログラムに習い、健康・ストレス管理や、人間関係など、学ぶべき事は多岐に及ぶ。そのためのテキスト等もきちんと作り込む必要がある。テキストだけでなく、実践の機会も作る。
アイドル活動と並行して、これらの事を学んだりするのはかなり大変な事のようにも思えるが、前述したように、スポーツには脳を活性化させる効果もある。アイドル達もダンスをしたり、踊りながら歌ったりもする。
『勉強もスポーツも抜群にできる優等生』などは、時間の管理などがしっかりとできているからだと思っている。その中でしっかりと集中して勉強もスポーツも行い、時間を無駄にしていないからだと思っている。
学ぶべきことは多岐に及ぶが、時間の管理さえうまくできれば、しっかりと吸収できると筆者自身は思っている。

アイドル達の活動もスポーツに見立て『文武両道』を目指していく。



ここからが本題。

さて、ここまで文章を読んできた皆さんは、何かおかしいと思ったことだろう。

ここまで述べてきたことは、アメリカの大学の体育会系における『トータルパーソンプログラム』をモデルにした、『アイドル達に対する教育』の事である。
単に『アイドルを教育する』と言うだけでは非常に伝わりづらいものがある。そのためにアイドル達の教育に関して、アメリカの体育会系で行われている『トータルパーソンプログラム』の話を経由して、ここまで提案をしてきた。

しかし今回、この記事で話すべきことは

『アイドルのファン達のマナーの向上させる事』

である。

ここまでは殆どファン側の教育についてはほとんど話していない。社会福祉活動の所で『ファンも考えるきっかけ』と書いたのが唯一当てはまる項目である。

では、アイドルのファン達を教育し、マナーを向上させるには何をすればいいのか。
ファンをマナーの悪さを予防し、ブラックリスト入りを未然に防ぐためには何をするべきなのか。
その為に、単にアイドル達の教育としてだけではない、TIP(仮称)を設立するという提案の意味とは何か。

アイドル達と共に、ファン達も『自分に自信を持たせる』

前回も述べた様に、そのようなマナー違反や、逸脱した行動をとったりするのは『自分に自信がないから』
特にアイドルファン、アイドルオタクとかは世間的にはさげすまれる事が多い。
偏見で言うと『キモイ』『デブ』『不潔』『バカ』『それしか生きがいがない』『キチガイ』『ネクラ』など…
(前回話した、減らしたい悪い言葉という事になる。)
『どうせ自分なんか…』と思う気持ちが、逸脱した行動につながりかねない。それがまた悪循環を生み出す。

アメリカの大学スポーツにおいても、教育を施す事により『自分に自信を持たせる』事により、犯罪や不祥事などを減らすことに成功した。
前回話したの『褒める』等の手段は、イベント単位などでも行える『短期的なメソッド』、それに対してトータルパーソンプログラムなどは、時間をかけて教育を施す『長期的なメソッド』という事になる。
(もちろん『長期的なメソッド』を達成するためには、短期的な『褒める』などの手段も上手に使うことも必要である。)

アイドルのファン達に教育を施し『自信を持たせる』長期的なメソッドとは…。

『アイドル達がこんな事をやってるんだからファンもやれ』という言葉だけでは非常に伝わりづらいものがある。
筆者自身も今回のテーマは『ここまで遠回りして話さなければ伝えられらない』と思っている。
『急がば回れ』回り過ぎと言われても、これが筆者の伝えたいことを伝える、一番確実な手段だと思っている。

前回も述べたように

『アイドルとファンが共に楽しみ、共に成長する』

というコンセプトを話す。

これまで話した『アイドルに対する教育』を『ファンのマナー向上』に繋げていくには何をすればいいのか。『長期的なメソッド』により、ファン達に『自分に自信を持たせる』にはどうすればいいのか。TIPとしては何を行うべきなのか。


アイドル達のファンクラブに入るのに、入会試験を設ける。

まずはこれが『アイドルとファンが共に楽しみ、共に成長する』というコンセプトの肝となる。



イベント会場やその他の場所などでの基本的なマナー関係の問題はどの年代でも行うものとするとして

~12歳 小学生レベルの問題
~15歳 中学生レベルの問題
~18歳 高校生レベル・本人の専攻(理系・文系など)によって、問題の選択が可能
~22歳 大学生レベル・専門分野の中から選択・より踏み込んだマナー関係など
23歳~ 社会人としてのマナー・このプログラムの意図の理解など

年齢によって試験の内容も変える。

一定の成績をおさめたら、ファンクラブに入会できる。

もちろんふるい落とす事が目的の試験ではないので、合格人数に制限は無い。
このような試験は最低でも半年に一度ぐらいは行う。この時、後述のレポート提出なども単位として活用できるようにする。
落第したら、追試を受けて合格するまでファンクラブの資格は停止されてしまう。一定の期間追試を受けなかったら退会扱いとなり、再入会の時にまた入会料が必要になってしまう。もちろん入会試験も受けなければならない。

ファンたちもファンクラブに入会するため、ファンクラブ入会を継続するため、勉強をしてくる事だろう。
ファンたちの試験合格のため、参考書などを販売したり、授業の動画配信などを行ってもいいと思う。(このように参考書を販売する事なども、事務所や企業、TIPにとって収入源となる)
『自分には無理だ』と思うファンもいるかもしれない。しかし『自分の好きなアイドルも解いてきたんだ』という気持ちになれば、乗り越えるモチベーションにもなるはずだ。
心に傷等を抱えたりして不登校気味な人たちも、アイドルのファンになって共に勉強しようという気持ちになる事で、学業の遅れなどを少なくするという効果も期待できる。

マナー関係はしっかりと学習させなければならない。前述したとおり、今はSNSなどの普及もあり、マナーの悪さなどがあったら広まりやすい。だから一人一人が注意しないといけない。
(必然的に入会試験では、マナー系の配点が大きくなることも予想される。)
一方で前回も述べた、良いマナー等を公表することでも、マナー向上の効果が期待できる。見られているという効果で、マナー違反の抑止も期待できる。TIPとしてもそれを行うことが望ましい。
(『割れ窓理論』なども試験に出ますよ。)

また、前回話した『イベント会場へ入場するためのマナーテスト』は継続・イベントの都度行う。ファンクラブ会員・非会員にかかわらず問題を解く。これはマナーの再確認、ファンクラブ以外の参加者達にもコンセプトの理解を深める等の目的が

あるため。
TIP所属のアイドルのファンクラブに複数入会する場合は、入会試験、後述の学習内容などが共通項として使用できるので、入会費を安く抑えられるというメリットもある。(入会試験は基本的には共通・一部アイドルによっては別の問題も出る可能

性もある)

社会福祉活動などにも興味・関心をもってもらう。
本来ならばアイドルと一緒にファンも福祉活動をさせたい所だが、さすがにそれは少し難しいかも知れない。ファンの集いで、ゴミ拾い大会などなら出来るかもしれないが…。
アイドル達が行っている活動と同種の福祉活動の紹介等を行う。アイドルのメッセージなどを付けて、参加を促す。
直接参加できないファンに対しても、アイドル達の福祉活動の様子を動画配信等で公開する。その様子などをファンが見て、感想などを文にして提出する。
(この感想文は、ファンクラブ試験の単位としても活用できる)

他にもアイドル達が学んでいることを、ファンたちも学ぶ。
タイムマネジメント(時間管理)等の通信指導なども行う。アイドルのファン活動ばかりにうつつを抜かして、学習や仕事などの機会が失われてしまったら本末転倒だからだ。
健康管理プログラムなどの配布も行う。(よく悪口でも言われる『キモオタデブ』等の状態から脱却するのも目的。)
きちんと体に気を使わなければ、アイドルのファン活動もできなくなってしまう。ライブ等にも行けなくなってしまう。
(それを思うと、昔の8時だヨ!!全員集合のエンディングで言っていた『風邪引くなよ』『お風呂入れよ』『歯磨けよ』などの掛け声はすごくいいものだと思っている。)
このような項目も自学自習し、レポートを提出すれば、ファンクラブ試験の単位としても活用できる。

ファンミーティングなどでも様々なプログラムを行う。
例としては『エンカウンター』というプログラム。例えば『この中から無人島に持っていける道具を3つまで選択するとしたら?』という質問などを投げかけ、その理由などを数人の小グループで話し合い、グループ毎に発表する。
ふとすればアイドルのファンたちは、変にアイドルや他人に同調したり、逆に排他的になったりもしてしまいがち。
この『エンカウンター』は、自分自身への気付き、他人の意見や気持ちの尊重などが目的とされているので、上記のようなことになってしまうことの予防効果もあると思われる。
エンカウンターでの発表の際、きちんと話を聞いたり、汚い言葉などを話さないようにするのも課題の一つとなる。
このエンカウンターの結果などはネット等を通じて公表して、ファンミーティングに参加できなかった人たちにも見てもらい、自分の考えや感想などをレポートとして提出してもらうのもいいと思う。
実際にエンカウンターに参加するほどの効果は期待できないかもしれないが『自分の思ったことを文章にまとめる』『他人の意見も尊重する』『汚い言葉を使ったり、非難や誹謗などはしない』事も筆者的には大切だと思う。
(批判するのは構わないが、発言や行動、システムの問題点等をきちんと指摘すること。)

応援しているアイドルに対して依存症になってしまわないような教育などもする。
アイドルを応援するのはいいが、依存症になってしまい、周りに迷惑をかけてしまってはいけない。本人以外も相談できる、相談窓口なども設ける。依存症経験者、もしくはそうなりかけたファン同士でもメッセージのやり取りもできるようにする


人生設計など。

大学生のファンなどを中心に、TIP協賛企業などを中心にインターンの手配なども行う。
ファン自身の進路などを考えさせる、何かナッジ(=肘でつつくの意味)的な要素も欲しい。
ファンクラブの人達が資格を取りたい場合、TIPの協賛企業などが、その講座の授業料の割引などを行うなど。

『アイドルやファン達に対して天気予報でサポートしたいから、気象予報士の資格を取る』
『アイドルの活動を世界に発信したいから、翻訳・通訳の道を目指す』
『次世代のファンを教育するため、講師になる』
等…。
ちょっとこのパートはおまけっぽくなってしまったが、アイドルとファンが共に楽しみ、共に成長し、ここまで積み上げてきた物があるなら、自分の進路などもしっかり見据えられて、仕事でもうまくいくはずだ。(あまり根拠は無いが)

アイドルファンのマナー向上の事を考えると、単にマナーを説明するだけではなく、学業・人間的な成長、それにより『自分に自信を持つこと』が大切になってくる。
その為にファンに対するこのようなプログラムを提案した。このプログラムの他にも、まだまだやれる事があると思う。
ファン達も学校の勉強、仕事やアルバイト、アイドルのファン活動と並行して、このような事を行うのは楽な事ではないと思っている。
しかし前述したように、物事に熱心に打ち込むことはスポーツに限らず、脳を活性化させる効果があると思っている。その上で勉強したりマナーなどを学べば、人としての成長にもつなげられると思っている。
(筆者は趣味でピアノを弾いているのだが、文章書きをしっかりと行った後にピアノを弾くと、驚く程うまくいった経験もある。)
『自分は熱心にアイドルを応援している』と言っておきながら、成績や素行が悪かったり、変にお金を浪費したりしている人は『甘えているのではないのか』『依存症なんじゃないのか』と問うてみたい。
(きちんとできれば『GOOD』を言えばいい。)

オタクというのはどこか『反骨心』を持っている生き物だと思っている。
漫画やアニメとかもそうだ。世間からさげすまれたり、漫画やアニメは悪だなどと勝手にレッテル貼りをされたりもした。
しかし多くのオタク達、オタクマインドを持った人たちが『反骨心』から、いい作品を作ろうと努力したり、それを普及させようと努めたりした。
その『反骨心』こそが『漫画王国』『アニメ王国』日本を作り上げたのではないだろうか。


なんか筆者の提案を振り返ってみると、単に『アイドルのファンクラブ』だけではなくて、ファンに対する『通信教育講座』みたいにもなってきた。
しかしこれが、筆者の提案する『アイドルとファンが共に楽しみ、共に成長する』コンセプトとして必要なものと考えている。他にももっとできる事があるだろう。
特に今はネットやSNS、映像技術なども発達したので、それらを十分に活用し『アイドルとファンが共に楽しみ、共に成長する』というコンセプトを実現させる、『共に学ぶ』という事も実現させやすくなっている。
これらのコンテンツをフル活用して、通信教育的に様々な学習なども行う。マナーなどもしっかり学習して『自分に自信をつける』。
一部のコンテンツなどは、ファンクラブ以外の人達、一般にも公開する。ファンクラブに入っていなくても、マナー等を学んだり、その他の事を学習したりする。
『共に学ぶ。共に楽しむ。共に成長する。』このコンセプトをファンクラブ会員・非会員共に理解してもらう。アイドルのファンじゃない人たちにもこのコンセプトを知ってほしい。

と、ここまで現時点では架空の組織団体『TIP(Total Idol Program)』の話をしてきた。しかし実際にこのような団体を立ち上げるのには時間がかかることだろう。
しかし事務所単位、イベント単位などでもできることを探して、早い段階でそのできることを行うべきである。

アイドル達に対して行う事
学力が一定に達していなかったら活動休止・それを防ぐための指導・マナー、その他の教育・社会福祉活動等。

ファン達に対して行う事
マナー試験・動画配信等による講座系・前回紹介したメソッド等。

また、いくつかの事務所やイベンター、その他の企業などが連合して、将来のTIP(仮称)設立に向けて、プログラムのパイロット版を行うことも必要になってくる。パイロット版でのデータの収集と分析、様々なメソッド・プログラムの意味を理解

する事も必要不可欠。本格的導入に向けて問題点などの修正や、講師などを育成する事も必要になってくる。

TIP(仮称)設立のハードルは非常に高いと思う。しかし設立に成功し、システム等が整ってくれば、アイドル達が安心して活動できる基盤ができるだろう。アイドルの親たちも安心して我が子を預けられるようになるだろう。
また、これまで述べてきたファンに対する教育の効果などで、ファンの素行なども良くなってくれば、世間の見る目等も変わってくるだろう。
協賛企業なども増えて、収入の安定なども見込める。アイドルのファン側も、宿泊・飲食・学習など様々な施設などをお得な価格で利用できたりもする。
アイドルやファン達の様々な活動の評価などを受けて、寄付金やクラウドファンディング等で資金も集まり、それが地域貢献や設備投資等にもつながってくる効果も期待できる。
アイドル活動、そしてファン達の存在が大きな意義を持って、世の中に貢献する。そんな未来があるだろう。

『アイドルとそのファン達が共に楽しみ、共に成長する』

やっぱり学問は大切だ。